【ベトナムの文化・風習】あなたの彼女の部屋に包丁がありますか。

Xin chào、ハーです。

初めて、彼女の部屋に入った時、ふと包丁のようなものを発見しました。
よく見ると、やはり包丁です。
はじめは、万が一のことがあったらいけないので、護身用に置いてあるのだと思いました。笑
ベトナムでは、男のあれを切る事件が多いと聞きますし。

何のために置いてあるかというと、それは魔除けのためだそうです。
ベトナムでは夜、黒い魂が飛んでいて、それに取りつかれると、金縛りが起こると言われています。
その金縛りにあわないように、魔除けとして包丁などの刃物を部屋に置いておく昔の習慣で、置いているとのことです。
日本にもそうした、刃物を魔除けとして、寝るときに部屋に置く風習が残っている場所もあります。
ベトナムの風習には日本の風習との共通点があり、親しみを感じます。
おそらく、もともとは昔、中国で行われていた風習が周辺国に伝わったのでしょう。

この刃物を魔除けとして、部屋に置く風習はダナンだけではなく、北部や南部、
ベトナム全土で行われています。

ベトナムの魔除け

魔除けは成人が寝る時以外にも、赤ちゃんの枕元にも置きます。
包丁やナイフなどの刃物以外には、エイの脂肪や犬の頭蓋骨を置くとのこと。
さらには桑の木の枝や白鳥の羽・サボテン(トゲがある植物)も魔除けの効果があるそうです。
それらの色々ある魔除けグッズの中から一つ選んで赤ちゃんの枕元に置きます。
どれも鬼を払う効果があるとのこと。興味深いですね。
サボテンは何となくわかるような気がします。
サボテンは不思議な力があると言いますし、何より、トゲが痛くて悪い気も近づかないというイメージができます。
日本でも節分の時、ヒイラギを魔除けとして使いますね。
魔除けの風習はなんだか、日本と似ていると思いませんか?

ちなみに、流産はかなり縁起が悪いそうです。
流産をすると、厄がついて超アンラッキーになるので、家の玄関に魔除けのためのサボテンやトゲがある植物を置きます。

流産をした人がいる家に置くのはもちろんですが、そうでない家にも、魔除けのサボテンが玄関に置かれていることがあります。
もし流産をした人が家に入ると、魔除けのサボテンが腐ると言われているそうです。
サボテンが腐ると厄が来たとわかるとか。

その他の風習

赤ちゃんのいる家での風習

豆のようなものと塩を燃やして出た煙をくぐってから家に入らなければいけません。
煙をくぐる回数は男性は7回、女性は9回。
それをしなければ、赤ちゃんの夜泣きがひどくなるそうです。

葬式の後の風習

葬式に参加したら、遺体の側へ行きますね。
その遺体の死臭や気、その魂が体にも、縁起もよくないと考えられています。
葬式で、遺体の匂いを吸ったら病気になりやすいとも言われています。
もし、お葬式に行って、帰るとき、必ず家に入る前に水を浴びて、身を清めなけれなりません。

墓地の近くの土地

ベトナムでは遺体の埋葬方法は土葬です。
昔から、墓地はいつも住宅地から離れたところに作られます。
土葬なので、地中で遺体が腐って、体液が地面に吸い取られます。
地下水を汚染し、井戸を作っても、使える水を得られません。
そうした理由もあって、ベトナムでは墓地の近くに住むことが好まれません。
しかし、何十年も昔の墓地の近くなら住むことができます。
現に墓地の側に住宅地がある場所がダナンにもあります。
現在では、水道もでき、井戸水を使うことはありませんが、それでも、
墓地の近くには一般的には住まないという風習が残っており、現在でも好んで住む人がいません。

しかし、墓地の近くの土地は安いので、止むを得ず住む人も多いです。
墓地の近くは土地が安いので、やむを得ず住むそう。

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