Xin chào、ハーです。
ベトナムの中秋節(旧暦の8月15日)になると、夜ガヤガヤとにぎやかな音が響きます。
若い人たちが太鼓や鐘をたたきながら、あちこち歩き回り、家やお店を訪ねては、獅子舞をかぶった少年たちが舞いながら建物の中に入っていきます。
もちろん、建物の主人の許可を得ます。
(夜うるさいので、少し迷惑でもありますが…)このどんちゃん騒ぎがベトナムでは大切なお祭りです。
ベトナムの中秋節
建物に入るとき、先陣を切って入っていくのは七福神の1柱、ほていさんです。
ほていさんが、先に家に入り、家の主人に家に入っていいかを聞いて許可をもらいます。
昔はほていさん以外にも、孫悟空や豚のお面をした人がいたそうですが、だんだんとなくなっていき、現在ではほていさんだけが残っているとのこと。
それに続いて二人一組の獅子舞(正確には獅子ではなく、麒麟)が続きます。
日本語学校の学生たちとカフェでコーヒーを飲んでいると、獅子舞がカフェに入ってきました!
けたたましい太鼓と鐘の音で会話が聞こえないほどです。
近所の子供たちも集まってきました。
ベトナムの中秋節に食べる月餅
学生から聞いた話では、中秋節の時、月餅を食べる習慣もあるとのことです。
月餅は幸運や幸福、健康などの象徴とされていて、めでたい食べ物とされています。
肉(!)や卵、乾燥フルーツなどから作られます。
月餅はおいしいですが、甘いのに肉が入っているので、「なぜ肉を入れた?」と思ってしまいました。
中秋節で獅子舞いをする意味
もちろん、現在僕が働いている学校にもやってきました。
あいにく、僕は担当の授業がありましたので、学校へ入ってきたのは見ることができませんでした…
授業中はかなりうるさく、授業にならなかったので、いったん中止しました
。
ベトナムではこうしたイベントに、寛容なところが僕は好きです。
日本だと、苦情が来るレベルのうるささです。
訪問した家やお店の家族に福をもたらすとされています。
少年たちは訪問するのには他の理由もあります。
それはお金です。訪問先の家やお店ではお金をもらうんです!
ただお金渡すのではなく、隠されたお金を探し当てる必要があります。
伝統的には、お金を天井から吊るすそうですが、近年はお金を隠すこともあるそうです。
お金を隠す場所は家庭によって違います。
昔はバイクやトラックがなかったので、歩きであちこち訪問したそうです。
でも移動はなんでもよく、遠くまで行く獅子舞グループはトラックを使って移動します。
バイクを使う人たちもいます。
現在は子供たちのお祭りとされています。
ベトナムの子供たちはみんな中秋節が大好きなのだそうです。
獅子舞も、子どもたちが中心となって行われます。
日本の中秋節
日本でも、「中秋の名月」がありますね。
満月を見ながら団子を食べるあの「十五夜」です。
日本のこのイベントも旧暦の8月15日です。
もし、この時期、ベトナムを訪れることがあったら見ることができます。
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